能登の話
2011年8月の記事
能登の四季
2011年08月26日
能登の春
天然の海から上る新鮮な魚に加え、自然に汚れの知らない蕗のとうやわらびなどの山菜が豊富に採れます。
花は桜はもちろん、5月上旬に鮮やかな朱色の花をさかせる能登キリシマつつじが能登地域一帯に咲きます。
能登は春から秋までお祭が続きます。スタートは七尾市の青柏祭です。
高さ12m、重さ20tで車輪の直径が2mもある曳山(でか山)が狭い街の中を動く姿は見ものです。
能登の夏
能登の夏は祭一色。
「キリコ」と呼ばれる高さ10mもある巨大な奉燈を町内を練り歩くキリコ祭は、能登を代表する夏祭で、能登のほぼ全域で行われます。
大勢の人たちに担ぎ上げられ、乱舞する姿は勇壮で、幻想的にも見えます。
もともとは、神様の夕涼みの灯りとしてキリコが使われたとも聞いたことがあります。
能登の秋
能登の山々が色づく前に、一斉に稲刈りが始まります。清らかな水と空気と大地で丹精を込め育てられた稲の収穫が始まります。
能登は棚田が多く、手間はかかり収穫量も少ないですが、お米は大変美味しいです。
お米の収穫が終る頃、各町では秋祭りが始まります。昔は各村々でお神輿が出て、踊りも奉納され太鼓、笛の音が聞けましたが、最近は人口減少、特に若者が少なく昔ほどの賑わいはありません。
能登の冬
年々積雪も少なくなってきましたが、近年ドカ雪が集中し被害も出ています。
能登の冬の海が荒れますと、鰤おこしと言い大漁が期待されます。
天然の寒鰤は最高ですよ。